葦のつぶやき

 江別に住んで三十年あまりになります。始めてこの地に来たとき電線を震わせる風の音がいやでした。それが今では他の地に住むのは考えれれないように根を下ろしてしまいました。

Friday, February 24, 2006

神経の覚醒



 眠らないといけないのに頭の天辺がちりちりと目覚めるという経験はありませんか? それは何らかの興奮を起こす物質が神経の中ではぜているせいだといいます。
 高校生の時でした。いつもは枕に頭を乗せただけで眠りの世界にとんでいくのに、はがれかけたトタン板を打つ音や、電線の泣く音、木の葉のざわめきどれも気にかかりました。気持ちでは寝ようと思い天井を見つめて羊が一匹と唱えてみたりしました。今度は布団の中で本を読みました。眠れそうで読んでいた本をふせました。手足をちじめて丸まってみました。やはり眠れません。身体のどこか、足の先とか、手の先とかが目覚めていて動くたびに神経がそこにいくのでした。次の日はふらふらして学校に行きました。二度目は就職のための健康診断の日でした。言うまでもなく健康診断では血圧180の数値がでました。そんな経験を何度かして眠れない時はじたばたしないでその時間を楽しむことにしました。




三寒四温と母がよく言ったものでした。2月になってその言葉になんとなく納得しました。北海道もやっと柔らかい日差しになりました。昨年の秋に花が満開のシクラメンを鉢にあげて居間に置きました。その時の花が咲き終わり一時期淋しい状態でした。それでも健気に蕾が育っていました。春の日差しとともに蕾が一気に膨らんで花をつけ始めています。

1 Comments:

At 6:13 PM, Blogger marikoon said...

フロリダの風さん凄いですね。負の条件を積極的に優に変えてバイタリティに溢れた生活で生きる事を楽しんでいますね。私もただ年を重ねるだけでなく、そうだから良いほうにもっていけたというような年のとり方をしたいと思います。

 シクラメンを上手に描けると嬉しいのですが色々挑戦してみたいと思います。有難うございました。

 

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